モミガライトに火をつける
まずはじめに、モミガライトは火をつけるのが難しいです。
火起こしの経験がなければおそらく、火をつけることができません。
「備蓄燃料をモミガライトセット」も非常時にいざ使おうとしたときに使ったことがなくて火をつけられなくて困る、なんてことも起こり得ると思います。
最初はできなくて当たりまえ
火起こしの経験のない初心者は、モミガライト・ライター・着火剤さえあれば火は付くだろう、と考えがちですが、やってみるとそう上手くはいきません。
(恥ずかしながら私自身も、最初つけることができませんでした。)
でも、そこで「モミガライトは火が着かない。使えない。」と判断するのはちょっと待って!!
モミガライトに火を付けるのが難しいと言いましたが、実際にはモミガライトだから難しいのではなく、薪や炭でもほぼ同じです。
火起こしに必要なのは特別な技術でなく、コツ。
練習をしてコツをつかめば誰でも簡単につけられるようになります。
モミガライトの火おこしのコツ
火がつかないとどういう状態になるか
うまくいくコツの話をする前に、うまくいかなかったときにどういう状態になるかもお伝えしておきます。
煙だけがもうもうと出続け、着火剤のみが燃えて臭いです。
こうなると、モミガライトは火がつかないし、臭いという悪いイメージになります。
これを避けるには・・・
火おこしのコツ~3つのポイント~
今回は備蓄燃料モミガライトセット(モミガライト8kg分)を使ったときを想定してお話しします。
写真とその補足説明は私自身がやっている、モミガライトの火おこしのときに色々考えずにこうしておけば間違いなく火がつく方法です。
赤い文字はモミガライトセットを使う使わないにかかわらず、火をつけるときに煙を少なくするポイントです。
はじめてモミガライトに火をつけるときには試してみてください。
①モミガライトは、空気が入るように配置を考える
1段目は、まず、一斗缶の四隅に1本ずつモミガライトを立てて置きます。
内側に並べるモミガライトを固定するためです。
そのあと写真のように4本、一斗缶に開けられた穴を塞がないように置きます。
2段目はモミガライトの面と面がぴったりと密着しないように置きます。
②着火剤は、下方から火をつけて一番下にいれる
火は下から上に燃え広がっていく特性があります。
モミガライトに火がつくまでには時間がかかるので、
長く火がもつように着火剤の下方から火をつけます。
着火剤の量は、1/2で十分です。
③炎が上がるまでむやみに触れずじっと待つ
初心者がやりがちなのが火がついているのか気になって触ってしまうこと。
これは絶対にNG。
モミガライトは断面部分のほうが火がつきやすいです。
火のついた着火剤の上からモミガライトを置く場合には立てた方がいいです。
断面部分で火を囲み、あとは炎が上がるまで辛抱強く待ってください。
うまくいけば10分ほどで炎が上がり始めるので、その状態にまでなったら燃料を追加していってください。
最初火がつくまでに少し時間がかかりますが、1度火がつけばそのあとの燃料追加ではすぐに火がつきます。
熾火状態でも火が弱くなりすぎなければ1分もかからずにすぐに炎が上がり始めます。
〔余談〕煙・匂い
赤文字部分を気をつけていただくと煙の量を減らすことは可能ですが、最初に火がつくときには煙・においは出ます。
全体に火がまわるだいたい20分ほどでなくなります。
においの感じ方は個人差があり、少し匂いを感じる方もいらっしゃるようですが、秋のもみ殻焼却のようなきつい匂いではありません。
モミガライトは誰でも使える固形燃料
私自身も火おこしの経験がなく、1回目は結局火をつけられませんでした。
2回目でなんとか火がつき、
3回目で上記の方法を試してスムーズにつけられるようになりました。
慣れれば難しくないので、あなたもレッツトライ!
購入方法
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